消えがてのうた

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zoom RSS 棘(とげ)

<<   作成日時 : 2007/12/26 12:43   >>

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心の中には

いつも

小さな 哀しみの種がある

棘だらけで 固い 小さな種だ


両の手のひらで そっと包んでみても、

かたく握りしめても、

種は 鋭い棘で 私を刺す。


けれどわたしは

時々 その種を握り締める。

私を刺す棘は痛いけれど

痛みは 存在そのものだから。




画像

「音楽 T」 ギュスターヴ・クリムト(1862-1918)ミュンヘン、ノイエ・ピナコテーク




自分が哀しみ以外の何ものでもないことを、 

自分のために 流された涙を、

知っているからこそ、棘だらけなのだ


その小さな種を

にぎりしめ、

胸に抱く。

そのたびごとの痛みが

私には 愛しく 嬉しい



もしかしたら 

哀しみの種は いれこの箱。

私にも 棘があって

知らないところで 誰かがそっと 

握り締めていてくれるのかもしれない





2007-12-26 by aosta





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コメント(32件)

内 容 ニックネーム/日時
心の棘、思いもしなかったときにチクリとさしてくれます。刺さったときの痛みがよみがえってきます。忘れたころに痛みがやってきます。
森の生活
2007/12/26 14:29
絵っていうものは,見るものを一瞬でも非現実に誘うもので
あるものだと思います.

若き頃何度も現存の画家たちの絵に前にして打ちひしがれた
記憶があります.そこにあるあまりにも到底マネできない

圧倒的な表現,圧倒的な技術,私は自分の現実をこれでもかと
いうくらい実感した思いがありました.

他を寄せ付けないほどの圧倒さ,これが絵描きのプロだと思い
ます.

棘のうらに”美”は存在して相対的な関係の中でなりたつこで
あるゆえ,そこに見るものたいする,何かのこころの”よりどころ”

になるのではないでしょうか.
作家の精神はみな病んでるものだと感じます.

闇なる表現者,”棘”持ちであります.
winter
2007/12/26 15:14
 こんばんは、aostaさん。クリムト、私好きです。オーストリア美術館で、そしてノイエ・ピナコテークで見ました。人間を美化したり抽象的にしたりせず生々しさも表現しているのに、音楽が流れてくるような美しさと潔さがあるように思います。哀しみの種の棘を抱きその痛さを感じるとき、同時に温かいものが胸に広がってくることを感じることがあります。
alex
2007/12/26 18:32
◇森の生活さん

コメントありがとうございます。
心の棘、普段はその存在を忘れていることも多いですね。
痛みがあるからこそ、棘の存在を思い出します。

棘は、私ではありませんが、確かに私の中にあって心を刺します。
でも私はこの棘を大切に思います。
棘があるからこそ、の私なのかもしれないのですから・・・
aosta
2007/12/26 21:53
◇winterさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。
棘と美との相関関係、確かに相したものも存在するような気がします。
棘は時に夢を誘い、時に覚醒を促して、美へとみちびくものなのかもしれません。
aosta
2007/12/26 21:56
◇alexさん
 alexさんもクリムト、お好きなんですね!

>オーストリア美術館で、そしてノイエ・ピナコテークで見ました

クリムトを間近に見ていらしたのですね、なんて羨ましい(羨望のまなざし)。クリムト、生身の人間の描きながら、その官能的なエロスの世界は人間のしがらみを越えて彼岸にあるかのような聖性をも感じます。
日本的な装飾パターンの繰り替えしのリズムも加わって、仰るとおり確かに音楽がありますね。。

>哀しみの種の棘を抱きその痛さを感じるとき、同時に温かいものが胸に広 がってくる

alexさんは私と同じように感じてくださるかたのですね。
思わず胸が熱くなってしまいました。
aosta
2007/12/26 22:10
aosutaさん、こんばんは。
私も自分の棘の存在をもっと早くに知るべきだったのかもしれません。
イガイガでカチン・コチンの棘でした。とても怖かったです。
これからは、両手でそっとさわってみます。

クリムトの絵、私も大好きです。おひさまのような黄色が特に好きです。
ちょろえ♪
2007/12/26 23:13
棘、それは誰かを傷付ける為の物でなく
弱い自信を守る為の物。
いつか小さな種たちが鋭い棘の間から
柔らかな芽を出し、美しい花を咲かせ
やがて種を孕んだ時 かつて傷付けてしまった
優しい手を思い出すのでしょう。

棘、弱い自信を守る術 
そんな風に私は感じました。
通りすがり
2007/12/27 10:38
棘は痛いから棘
そしてその痛みは遠い絆を感じさせてくれるもの・・・
私もそっと握り締めてみましょう
血がでるかもしれない
かおる
2007/12/27 15:33
花が、なぜ、さんざ苦労して、なんの役にもたたないトゲをつくるのか、そのわけを知ろうということが、だいじなことじゃないっていうのかい?
こんな問いかけをした、小さな王子に私たちはどんな答えを用意したらよいのでしょうか。この哲学的問いに饒舌で答えるか、沈黙するか、まだ私はこたえる用意すら出来ないでいます。
SONNET
2007/12/27 21:35
◇ちょろえ♪ちゃん
 コメントありがとうございます。

>おひさまのような黄色

気持ちまでほわっとお日様色に染まってしまいそうな表現、素敵です。
トゲトゲは痛いばかりでなく、確かに”怖い”ものでもありますね。
痛い、怖い、そして哀しい・・・
aosta
2007/12/28 00:31
◇通りすがりさん

先日はありがとうございました。
お話したいこと、本当はたくさんあったのですけれど・・・

でも、私の心をすっかりご存知のようなコメントを頂いて本当に嬉しいです。

aosta
2007/12/28 00:36
◇かおるさん

こんばんは。
傷むことをこそ大切にしたいのです。
そのことが私の真実です。
aosta
2007/12/28 00:39
◇SONNETさん

お返事遅くなりまして申しわけございません。
コメントを頂いてずっと、本を開いてどこという当てもなくページを繰っては
王子と花との会話を拾い集めておりました。

「星があんなに美しいのも、目に見えない花がひとつあるからだよ・・・」
「家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目に見えないのさ。」

それぞれの星はみなひとつずつ、目に見えない花を隠しながら輝いているのかもしれませんね。

忘れていたことを思い出させていただきました。
ありがとうございます。
aosta
2007/12/29 06:35
そうですね、、、
実際に指に刺さるトゲも、ほんのい1mm以下でも相当に痛い、心の方も大きさじゃない気がします、、
ふくやぎ
URL
2007/12/30 23:30
きっとね、棘の方も痛いんだと思うんです。
抱きしめた相手も痛いけど、棘自身も痛いはず。
運命共同体。
痛みでしか表現できない自分の気持ちを必死で訴えてるような気がします。
だから懐かしいような愛しいような。。。
棘は自分が作り出した自分。
哀しい事があるたび、優しくそっと抱きしめてくれる人を求めて、今日も存在感を発揮するのかもしれないな〜って思いました。

aostaさん、私の知らなかった世界を幾つものぞかせて頂け感謝してます。
来年もaostaワールド、楽しみにしてます!
ではよいお年をお迎えください。
ちょびママ
2007/12/31 13:11
”痛み”を感じる作家・・・私にとっては柳美里です。
血を吐くように書かれた文章に心を打たれます。

aostaさんの詩の世界、選ばれた言葉が本当に素晴らしいです。
今年aostaさんと出会うことができたこと、本当にうれしく思っています。
良いお年をお迎えください。

Cecilia
URL
2007/12/31 14:59
明けましておめでとうございます。
自分の事を棘だらけのやまあらしだと言っていた友人のことを思い出しました。
それから、「やまあらしぼうやのクリスマス」という絵本のことも。

今日は子どもの宿題に付き合って、ナルニアの映画のDVDを見ました。劇場で見た時も、涙涙で頭が痛くなるほどだったのですが、今も泣いて頭が痛いです。泣き虫なんです。(笑)

棘、裏切り、剣、勇気、戦、痛み、赦し、命・・・、色々な思いが渦巻きます。

入れ子の箱。
私も自分や誰かの棘を恐れず受け止める事ができるでしょうか。。。
ぱでえたん
2008/01/01 17:54
◇ふくやぎさん

お返事が遅くなりましてすみません。
眼には見えないような小さな棘でも、その痛さは耐え難いことがあります。
むしろあまりに小さくて手取り除こうにも取り除けない・・・
いつまでもちくちくと心を刺し続ける棘。
でも時間の経過と共に痛みにも慣れ、痛みと一緒に棘の存在を愛しく思えるような、そんな大きな心をもてたらな、と思います。
aosta
2008/01/07 09:01
◇ちょびママさん

>運命共同体・・・

まさにこの言葉の通りですね。
その存在を受け入れることと、痛みを受け入れることは結局同じ事なんですね。抱きしめる方も、抱きしめられた方も共に同じ痛みを共有しているのだと思います。だからこそ、「愛」なのでしょう。

その後お体の調子はいかがですか?
年の初め、あまり無理なさらないでくださいね。
ブログ再開、のんびり待たせていただきます。
また素敵なお写真をお借りできたら嬉しいです。
今年もどうぞよろしく!!
aosta
2008/01/07 09:08
◇Ceciliaさん

昨年末は思いがけない偶然と驚きで過ぎました。
ネットという世界は狭い、と考えるのか、クリスチャンの世界が世界がそうなのか・・・
それにしても!!の出会いでした。
その後のお返事、差し上げませんでごめんなさいね。
年末から唐雇用を何往復もする大忙しで、パソコンに触る時間もありませんでした。また改めてご挨拶に伺わせていただきます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
aosta
2008/01/07 09:14
◇ぱでえたんさん

早々に新年のご挨拶をいただきましたのに、お返事がすっかり遅くなってしまいましたことお詫びいたします。
先日に続き嬉しいコメントをありがとうございました。
「ナルニア」、ディズニー映画ということで最初はあまり関心がなかったのですが、予告編を見て映画館にすっ飛んで生きました。
原作に忠実な、それでいて決して押し付けがましいところのない素晴らしい作品でしたね。続編も近々公開されるとか、こちらも楽しみです(嬉)。

>入れ子の箱。

誰か私の知らないところで、私のために泣いている人、血を流している人、その存在を感じればこそ、痛みを自分の痛みとして受け止めることが出来るような気がします。究極の「その方」はもちろん神様なのですが、もっと身近な人、まだ名前も知らないその人もまた、痛みを分かち合っている存在なのだと思います。生きる、ということはそういうことなのでしょうね。
aosta
2008/01/07 09:25
訪問が遅くなってスミマセン
あけましておめでとうございます
aostaさんに主の平和がありますように
今年は「脱!読み逃げ」初めてコメントさせて頂きます(笑)


(棘) 無知な者で恐縮です
この詩はどなたか有名な詩人のもの?それともaostaさん?
自分の中にもある棘のことを今思っております
そのトゲトゲだらけの種を
握り潰してしまった日のことを思い出しました
深い悲しみのリターンと相反する開放感
新たに出来上がった傷の痛みで慟哭しました
自分の心と真っ正面から向き合うと非常に傷付くことが多いです
↑あくまでもワタシの場合ですが
だから大勢の仲間たちと付き合っているのです
自分の心が自分に向かないようにとでも申しましょうか
思っていることを今うまく表現できません

http://blog.goo.ne.jp/unalacrima/e/e7d53fcaa38bd7e769b465f15b44f58c
una
2008/01/07 18:42
次数オーバーだったので分割しました

「爪」つたない詩を書いた時
ワタシは世の中で一番不幸なオンナでした
誰ともかかわりたくない心を閉ざしていた時代の詩です
痛みを分かち合ってくれてる人がいると知って
余計にどこにもいけなくなってしまった頃です
aostaさんがおっしゃる棘と私のいう爪は同じようなもの
私の場合爪には自分の「罪」という意味も含まれています
心とは不思議な箱ですね
心という時胸を指しますが科学では心は脳にあると言われます
実体がないのに「ある」という不思議な箱
この箱は無限大で境界線もない宇宙のようですね
今日はaostaさんのブログを読んで心の中のゴミ箱といおうか
ブラックボックスといおうか大掃除が出来ました
いい詩をありがとうございます



una
2008/01/07 18:44
◇unaさん

素敵なコメントありがとうございました。
そして、あけましておめでとうございます。
「脱!読み逃げ」、私も反省(笑)!

「詩」と言っていいのかどうかはなはだ不安なものがありますが、これは一応自作の「詩」です。
他の文章と違って、「詩」という形をとって書いたものは、いつもストレートに私の感情が表に出てしまいます。それをこうした形でアップすることに若干の抵抗がないわけではないのですが・・・


それでも、このブログ自体、わたしの心の記録のようなもの。完成度はともかく自分自身のために何処かでこの痛みを開放したい。そんな想いが言葉になりました。棘だらけの種は私の苦しみ。そして喜び。
この上なく愛しく大切なものでもあります。それは痛みを伴うからこその愛しさなのだとも想うのです。
棘は愛しさの対象であり、同時に私自身でもあります。
aosta
2008/01/07 22:27
◇unaさん、続きです。

unaさんが、トゲだらけの種を握りつぶしたそのときには、きっと涙と一緒に厚い血が流れたのではないか、痛みに耐えかねて慟哭しながらも強く強くにぐりしめていらしたのではないだろうか・・・
そんなふうに想いました。
トゲだらけの種、握りつぶしたとしても、抱きしめたとしても、痛みは同じなのかもしれません。

>思っていることを今うまく表現できません

私も同じです。自分の書いたものでありながら上手に説明できません。
わあ〜ん!ごめんなさい。
ただ言えることはひとつ。
私は、この棘を棘として受け入れたい、たとえ傷ついて血が流れたとしても、ずっと大切に抱いていきたい、と思うのです。

>実体がないのに「ある」という不思議な箱

心の実体は、もしかしたら痛み、哀しみ。
ブラックホールのように無限大に広がっている、まさにひとつの「宇宙」なのかもしれません。
aosta
2008/01/07 22:31
この文を読ませていただいた時からずっと気になっていました。でも、思う事をちゃんと書けそうにもなく、行ったり来たり。

花とトゲ、どちらも必要なのだと思います。
春も冬も、晴れた日も嵐の日もあるのが、人生なのではないでしょうか?
と、思います。

生意気?(笑)

今年もよろしくお願いいたしますぅ〜〜!!
書記@村民
URL
2008/01/09 18:57
◇書記さん

おはようございます。
いまさら、という感もなきもしにあらずですが、一応新年のご挨拶。
明けましておめでとうございます。昨年は考えるほどに不思議なご縁でした。こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

>花とトゲ、どちらも必要なのだと思います。

そうなんですね。
判ってはいるつもりなのですが、どうしても棘しか見えないとき、痛みしか感じられないときがあります。
同時にそんなときは痛みだけでなくすべての感情が裸になって嬉しいことも喜びも涙の色に染まってしまいます。
それでも、それが人生!なのですよね。
♪『花も嵐も乗り越えてぇ〜』ってありました(笑)。
乗り越えたいと思います。

また近いうちにぜひ!
(今度は実現いたしましょう)
aosta
2008/01/11 10:35
aostaさん、はじめまして。
拙ブログにコメントいただき、ありがとうございました。
むこうのレスにも書きましたが、どうもTBがうまく入ってないようなのです。@niftyのココログは去年の秋ぐらいから、TB関係のトラブルがしばしばみられるので、お手数かけて申し訳ありませんが、できれば再度TBしていただけませんでしょうか?よろしくお願いいたします。
TARO
2008/02/03 13:52
◇TAROさん

こちらまでおいでくださりありがとうございました。
TB、もう一度試して見ますね。
aosta
2008/02/04 07:43
大変申し訳ありません。
やはりなぜかTBうまく入らないようです。
代わりに16日付けの記事に、このページをリンクさせていただきました。
もし何かそれでまずいようなことがありましたら外しますので、ご連絡ください。
ご迷惑おかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
TARO
2008/02/17 01:11
◇TAROさま

お返事遅くなりました。
丁寧なご連絡ありがとうございます。
わざわざリンクしていただくほどの記事でもないのですが(笑)。
でも細かなお心遣いとても嬉しいです。
またお邪魔させていただきます。
aosta
2008/02/21 08:19

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