消えがてのうた

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zoom RSS 春 ・うらら・・・

<<   作成日時 : 2008/04/22 23:29   >>

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先日急に誘われて出かけた八ヶ岳の向こう側。
私が密かに写真の師と仰ぐ方からのお誘い、断るわけには行きません。

ご一緒すれば、必ず新しい発見があります。
何度教えていただいても、すぐに忘れる私に根気良くお付き合いしてくださる方。


信州側ではまだ桜の花咲く気配もなかったというのに、あちらではもう爛漫の春でした。
頬に当たる風も柔らかく、空気の香りが違います。



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桜の花って、こんなにも美しかったかしら・・・

ここ2、3年、春の桜を見るたびに胸がきゅっとなるほど綺麗だと思うようになりました。
遠くで霞と見まごうばかりにたなびいている満開の桜。
悲しくなるほど美しい。
風にそよぐその花姿も、風に舞う花びらも愛おしい。
空気までもが光って見えるのは、爛漫と花咲く桜ゆえなのでしょうか・・・



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目的地はJR塩山駅の手前。ちょうど桃祭りの真最中でした。

満開の桜の花にはえもいわれぬ曙のような美しさと同時に、凛とした香気のようなものを感じます。
桃の花の濃いピンク色には、独特の官能的な華やかさを感じます。
一面の透き通るような桜いろ、鮮やかな桃の色。
それぞれの花色の海の中に漂っていると眩暈がしてきそうです。



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桃畑と反対側には一面の梨の花。
ごつごつとこぶしを振り上げているような枝ぶり。尾形光琳の絵にありそうな構図。
黒い木肌と真っ白な花のコントラストが美しい、どこか緑色の憂いを含んだ優しい花です。



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さて、八ヶ岳の信州側に春がやってきたのはそれから1週間あまりあと。
春は静かな足取りで八ヶ岳を越えて来たかと思う間もなく、一日で、窓を開け放ったように春がきました。

春、うらら。
風も花色に香る。
眠気を誘うようにとろりと暖かく、まどろむ陽差し。

今日も風に桜の花びらが舞っています。


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コメント(28件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。素敵なお写真に見惚れてしまいました。(^^)
いいものを見せて頂き感謝です。
悠人
2008/04/23 00:08
桜・・・綺麗ですよね♪

実のところ僕は桜の花を見ながら何かに思いふけったことあまりないんですよ。
でも、いつも何かしらの衝動を与えてくれます。

・車を止めてちょっと眺めてみようかな
・この桜の下でお弁当を食べよう
・お酒を飲んで昼寝をしようかな
・奥さんと娘を連れてきて見せてあげよう

なんでだろう?
理由は分からないけど、桜には不思議な力があります。
erap
2008/04/23 00:15
まだ冬姿の山麓から甲州へくだると、まるで春の中へ飛び込んでいくようですね。市内の桜が満開になっていますね。桜のいい香りが漂っています。
森の生活
2008/04/23 07:48
aostaさん、お久しぶりです。
待ちわびていた信州の春は、はじまるとどの花も一気に開花。
どこもかしこも花だらけになりますね。
カメラを片手に出歩くと、写真ばかり撮っていて先に進まないほど。
どの花も私を見てよ、と言わんばかりに咲き誇っています。
桜はすでに散り終わり、かろうじて山の方の桜が散り惜しんでいるところです。
minimana
2008/04/23 08:20
今年は開花宣言一番は東京でした。心の準備もないままの開花でした。
福島には三春町の由来は梅・桜・桃が一度にさくからといいうことから。田舎の雪が解けだすと、表面が塵で黒くなってきて、それから地面が顔をだし、
「ふきのとう」が出てきて、だんだん辛夷の花が咲き始めて桜の到来です。こういう前奏曲が必要です。その前奏曲が中途半端での桜開花宣言でした。
先週群馬県はの富岡は満開で、上田市や別所温泉に入るとまだ早い、ビデオを逆回しで見ているようでした。
近くの閑静なイエズズ会の修道院の桜がはらはら散るのが一番気に入っています。その下を流れる石神井川の両端の桜並木も今年は出店が間に合わない程早かったようです。そうしたら3日前に田舎山形が満開との知らせが入った。
待ちに待った気持ちは桜の蕾が思わずパンと開いたという桜の気持ちと同じです。
イエロ-ポスト
2008/04/23 08:24
花々のお写真素敵ですね。
私は尾形光琳風が好みです。
信州の春、連休に堪能したいと思っています。
またお会いできればうれしいのですが・・・
かざぴー
2008/04/23 09:18
桜の花が満開のときの日差しに映える真ん中にいると
桜の花に酔わされるでもするかのように
めまいを感じるようですよね。

でも桜の花一つ一つを近くで見ると
とても愛らしいのです。
pale moon
2008/04/24 01:04
いつの日か、桜の美しさを
写真にできたら良いな〜〜って
おもっています。
いっきに春が来ましたね。
takasi
2008/04/24 08:36
美しい花の写真、楽しませていただきました。
素敵な春ですね。
沙羅
2008/04/24 22:52
「咲きのかぎり咲きたるさくらおのずからとどまりかねてゆらげるごとし」
三ケ島葭子の短歌です。aostaさんの一連の美しい写真を見ていて、この歌を思い出しました。
桜のことを上代より現代まで7期に分けて、花にまつわる逸話、詩歌、人物をとことん網羅して、国文学者山田孝雄によって書かれた名著があります。本の題名はそのものずばり「桜史」昭和16年に上梓された年代的にも古い本なのですが、そこに博捜された事物の豊富なことに圧倒されてしまいます。かくいう私もいまだにパラパラと、ときったまに頁をめくるだけの積ん読本ではありますが・・・(講談社の学術文庫にあります)

きのうNHKの朝の番組で、お馴染みのジェローラモさんが奥琵琶湖の桜を船で湖上から楽しんでいる光景を見せていましたが延々と岸辺につながって咲く桜のそれは美しかったこと!来年は同じようにその花を見に行きたいなあと思いました。塩山方面の美しい桜とともに、二度も三度も花を追うことが出来て幸せでした。
sonnet
2008/04/25 16:48
桜に桃に菜の花、春がいっぺんに来た感じですね。
こちらはもう八重桜も散って、つつじと藤が咲き始めました。
他の地方に住む方のブログを拝見することで、日本中の花を追えて楽しいです。
うさみ
2008/04/27 19:12
◇悠人さん
 こんにちは。コメントありがとうございます。

信州の春は梅も桜も一緒。そればかりか桃も梨も海棠も・・・
春を待ちかねて全ての蕾が花開く季節です。
柳が柔らかな緑をそよがせ、唐松が芽吹き、白樺の若葉が明るく開いていきます。花だけでなく、全ての緑が息づく春。
風も光も芳しい香りに満ちて、こころがときめく季節です。

aosta
2008/05/05 12:09
◇erapさん♪
 コメントありがとうございます。

>桜には不思議な力があります。

私も本当にそう思います。
花を愛するのはどこの国でも一緒でしょうが、日本人が桜に寄せる想いはまた特別な物がありますね。
まだ開けきらぬ朝の光の中で煙るように咲いている桜、暮れ残る陽にさんざめき、月明かりの下では壮絶なまでに白く輝く桜・・・
桜には不思議なオーラがあります。

今こちらでは山桜が満開ですよ。



aosta
2008/05/05 12:23
◇森の生活さん

お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
里の桜はもうすっかり葉桜、山桜ももう満開を過ぎるころになってしまいましたね。今は白樺の芽吹きが明るく照り映えるようです。
ここ何日かの暑さで、庭は一斉に雑草が伸びました。
これから草取りに追われる季節です(笑)。
たんぽぽ、よもぎ、ぎしぎし、ヒメオドリコソウ、はこべ・・・
一日油断するとあっという間に大きくなって我が物顔に庭を占拠しています。
aosta
2008/05/06 00:13
◇minimanaさん

いつの間にやら季節は春から夏へ。
昔は5月の風はもう少し冷たかったような気がします。
今では初夏どころか真夏日の地域もあったとか、これも温暖化の影響でしょうか。リンゴの花はどんな様子ですか?桜とはちょっと違ってコロンとした愛らしい花だったと思います。ピンクの花色も優しいグラデーションだったように思いますが、さて本当の所はどうでしょう。最近この辺りではリンゴ畑も少なくなりました。
aosta
2008/05/06 00:21
◇イエロ-ポストさん

西武新宿線沿いの花小金井の駅でしたか、桜の季節は一面ピンク色に染まって空気までも甘く匂うようでした。
東京では井の頭公園の桜も印象に残っています。
コブシが雑木林の中で真っ白に花をつけ、やがて里で桜と梅が一斉に咲き始める、花盛りの春爛漫なのに風は何処か冷たい、信州でも同じ春の光景です。
アカシアの花の甘い香りが山裾から漂ってくる日もそう遠くありませんね。
aosta
2008/05/06 00:28
◇かざぴーさん
 
原村の桜の名所、深叢寺の桜も見ごろを過ぎました。
これからは若葉の美しい季節ですね。
今日も素晴らしいお天気ですよ!何やら思索にふけりながら木漏れ日の中を散策するかざぴーさんの姿が目に浮かびました。
aosta
2008/05/06 07:51
◇pale moon さん

コメントありがとうございました。
爛漫の花の中に立つとき、一陣の風が立って一斉に花たちがなびく時、花と一緒に何かの気配が香るように思えます。
花の精のあやかしかしら?どこかに誘われていくような感覚になりますね。
aosta
2008/05/06 07:59
◇takasiさん

桜も確かバラ科でしたよね。
見た目の印象は違いますが、原種の薔薇には確かに桜の風情を感じるときがあります。桜には風が似合いますね。
薔薇に似合うのはため息でしょうか。
aosta
2008/05/06 22:14
◇沙羅さん

写真に関しては大先生の足元にも及びません。
同じものを撮って見れば歴然。それでも、数撃てばあたることを願って、修行中です(笑)。
八ヶ岳から下っていくと「下界」ではハナミズキの花が満開でした。カメラを持ってくればよかったと思っても後の祭り。
心がけこそが大事、と反省いたしました。
aosta
2008/05/06 22:22
◇sonnetさん

おはようございます。
「桜史」、なにやら、興味深い本のようですね。
万葉の時代から日本人の感性になくてはならない花、桜。
桜によって磨かれ触発されてきた、と言っても過言ではないかもしれません。
桜が満開のバンクーバーから帰国した娘が、その花の美しかったことを懐かしみながらも、日本で見る桜とは、花の佇まい、印象が違っていたと言っていたことを思い出します。
年齢を重ねると共に桜の美しさが身に沁みるように感じられます。
桜への回帰、とまで行ったら大げさかもしれませんが、風にたなびくように咲く桜花。異界へと誘うような幻想的な美しさは、日本の自然が育んできたと同時に、私たちの桜への想いが本歌取りを重ねるようにこの花のイメージを豊かに膨らませてきた歴史があってこそ、なのかもしれないと思います。
桜前線、桜便り、桜雨、桜吹雪、はたまた桜もちから桜湯まで(笑)こんなにまでその開花が待たれ(それも国民規模で!)、桜を追って、花の最後を惜しまれる花は桜のほかにないのではないでしょうか。
aosta
2008/05/08 07:55
◇うさみさん

ご無沙汰しておりますのに、コメントをありがとうございました。
南北に長い日本列島、桜の季節に空から見たらどんなかと想像いたします。美しい桜色のグラデーションが見られるでしょうか。葉桜になって緑を含んだ桜色、満開の桜、開花を待ってほんのりと紅を差したように赤く膨らんでいるつぼみ。いつ見ても桜は飽きることがありません。
藤の花、こちらでもやっと花が咲き始めたようです。
あの甘い香り、ゆったり重そうに垂れる花房。飛び交うミツバチの羽音。
藤はどこか物憂い春の花ですね。
aosta
2008/05/08 08:05
あれえ、私はこの4月の22日に高遠城址の桜を観てから蓼科温泉に宿泊して、翌日ロマンティック街道を越えて小海から清里とドライブしましたよ。
信州の春を満喫しました。
ところが山の途中の白駒池はまだ雪で覆われていてそれもまた美しかったです。
信州は秋もまた美しいでしょうね。澄み切った青空にモーツァルトのクラリネット協奏曲あたりがさぞかし似合うことでしょう。
ハルくん
2008/10/15 23:52
◇ハルくんさん

知らないうちにニアミスしていた、ということでしょうか。
暖かな桜日和の一日でしたね
高遠は、峠を越えて車で40分くらいでしょうか、同じ信州でも八ヶ岳山麓に比べるとずっと暖かく一足、ふた足速く桜が咲きます。

蓼科からですと、ロマンティック街道はおそらくメルヘン街道の勘違いでいらっしゃると思いますが、まだ「春は名のみ」であったのでは?

空気がきれいだと音も確かに美しく、音楽は晴れ晴れと響くような気がします。秋たけなわの信州に足をお運びくださいませ。
aosta
2008/10/18 06:27
間違えました!おっしゃる通りメルヘン街道です。
山の上はまだまだ雪が残っていましたが、春の雪解けといった風情で良かったですよ。麓はどちら側ももう春爛漫でした。
秋たけなわの信州にも是非訪れたいものですね。
ハルくん
2008/10/18 19:44
◇ハルくんさん

おはようございます。
昨日は風が強く、カラマツが金色の雨のように葉を散らしていました。
今朝は冷たい雨が降っています。
メルヘン街道の紅葉も、この雨ですこしづつ凋落の秋を迎えているかもしれませんね。
aosta
2008/10/24 07:47
こんばんわ。
春。
誰もが美しいと感じる季節ですね。
そして綺麗な写真ですね。
信州八ヶ岳のふもとの春は、冷気が少しだけ刺す中で桜が花を咲かせているのでしょうね。
でも、僕は以下の話を聞きました。どこの誰の話だったか覚えていないのですが、確かラジオだったと思います。
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南北朝時代に、一人の盗賊が、追っ手から逃れて、深夜の山に逃げ込んだそうです。
そして、誰もいない桜が満開の山の中に自分が独りだけいて、そこに満月が夜のとばりにかかっていたそうです。
そこで、その盗賊は、
「春は恐ろしい。桜は恐ろしい」
と言ったそうです。
なぜ恐怖を感じたのか、までは語られていなかったはずですが、なるほど、そのような光景は美しさを通り越して、恐怖をもよおさせる物なのかもしれませんね。
坂本誠
2008/12/18 20:12
◇坂本さん

桜の花の怪しいまでの美しさに「魔」を感じる詩人たちがいます。
坂口安吾の小説「桜の花の満開の下」、そして梶井基次郎の詩にある「桜の樹のしたには死体が埋まっている」という言葉。
4月は残酷な季節と歌ったイギリスの詩人T.Sエリオット。
日の光の中で眩暈を感じるほどの命の輝きに死を、夜のしじまにおぼろに浮かび上がる満開の桜に禍々しいほどの美しさを感じるとき、人は怖いと思うのかもしれません。

うんちくばかりのお返事になってしまいましたね。ごめんなさい。
aosta
2008/12/19 12:24

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