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zoom RSS 「ガリヴァーウエファース」顛末記

<<   作成日時 : 2008/06/03 11:20   >>

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神奈川県は横須賀まで、「ガリヴァーウエファース」の公演に行ってきた。

ご一緒させていただいたのは、前回、森のおうち「お話の会」で「水仙月の四月」の朗読をなさったSさん。
この「お話の会」を指導されていた故草薙幸二郎さんのつながりでご縁をいただいた伊藤哲哉さんの一人芝居だ。


画像

このポスターは以前ほかの場所での公演のためのものですが、とても素敵なのでちょっとお借りいたしました。




生憎の悪天候で当初予定されていた横須賀沖の猿島に渡ることはできず、急遽近くのみかさ公園内にある「みかさ」艦内での上演と相成った。
(日露戦争時、ロシアのバルチック艦隊を一蹴したあの日本海海戦軍艦の「みかさ」であります。)
さてさて、開演(怪演?)前からのハプニングをものともせず準備万端整い、「ガリヴァーウエハース」の幕が上がる。


画像

高速に乗ってから気がつきました。カメラ忘れた!!インスタントカメラでごめんなさい。



舞台袖から登場したのは、時代も国も判然としない摩訶不思議ないでたちのガリヴァー。
肩からバンジョー。
なるほど、ガリヴァーと見ればガリヴァーと見えなくもない。
早くも伊藤氏の術中にはまっている。(笑)
横須賀観音崎に上陸したガリヴァーはEDOのショーグンに謁見したあと、長崎に護送されるのだが、そこから始まる物語。
ういろう、もしくはがまの油、もしくは越中富山の薬売りも顔負けの口上で、新発明「ガリヴァーウエファース」を売りつけようと、大向こうの香具師のお兄さん顔負けの弁舌をまくし立てるわけだが、これが!
声色、表情、間合いの上手さ、絶妙さ。
ステージを降り、ジェットコースターのようなテンポの話術で観客を巻き込み、煙に巻く。
抱腹絶倒。ボウダの涙。
ハンカチ片手に笑った、笑った!


画像




途中「捕らわれの歌姫役」でソプラノ歌手の岩本直子さんが、美声を披露してくださり、はたまた白衣も怪しい学者役で登場されたのは、Sさんのご主人で某国立大学の教授であり、スウィフトがご専門のS先生。
お二人とも完全に伊藤さんのペースに巻き込まれたか、さては毒気に当てられたか、役になりきっての熱演。
もちろんまじめな歌(ちなみに歌われたのはプッチーニの「私のお父さん」とイタリア歌曲「カロ・ミオ・ベン」ほか)
まじめなレクチャーではあったのだが、なぜか可笑しい。

岩本さんは今回が初対面だがS先生とは映画友達。(と、私だけ勝手に思い込んでいる)
今回、横須賀に来るに際してもS先生ご夫妻の車に同乗させていただいてきた次第。

途中の歌やレクチャーを除いて伊藤さんがお一人で語りに語り、私たちも笑いに笑った1時間半。
えっ、もうおしまいですか?
と思わず声を上げてしまったほど楽しい時間。
たった一人で1時間以上、観客を魅了する伊藤さんの話芸のすばらしさに脱帽したひと時だった。
「よこすか未来塾」の桐ヶ谷さんのご尽力もあっての今回の公演、お決まりの打ち上げも桐ヶ谷さん紹介の焼き鳥屋さんで。
さっきまですっかり虚脱状態だった伊藤さん、ここに来て俄然元気を取り戻した!

観客、スタッフ合わせて10人に満たない今回の公演。
大人のお遊び、それも最高にスノッブで贅沢なお楽しみ。
3000円でおつりがくる参加費に、打ち上げは桐ヶ谷さんのお顔をあってか、お腹いっぱい食べて飲んで、2000円也。
今回の公演をプロデュースなさったのは吉岡さん。
敏腕プロデューサーのイメージとはちょっと違い、涼しげな笑顔も素敵な女性だった。



さても愉快な「ガリヴァーウエハース」。
まったくの創作と思えばさにあらず。
「ガリヴァー旅行記」原作の目次を見てみると・・・

       第一篇 リリパット国渡航記
       第二篇 ブロブディンナグ国渡航記
       第三篇 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記
       第四篇 フウイヌム国渡航記      


『ガリヴァー旅行記』がイギリスで発行されたのは1726年。
ラグナグを出航したガリヴァーが横須賀、観音崎に漂着したのは1709年5月21日との設定だ。
表向き鎖国をしていた幕府だがオランダとの通商を通して日本の情報は遠くイギリスにまで伝播していたのだ。
子供向けの本と誤認されがちな「ガリヴァー旅行記」であるが実際はいかにして世界の真実、人生の真実を見出すかという、解剖学的かつ冷笑に満ちたな時事風刺の作品である。

ガリヴァーウエファースとは、噛まずに飲み込めば(これが難しい!)驚異の記憶力が身につくという世紀の珍発明。
訳本によってはウエファースではなく、オブラートになっているものもあるとか。
う〜ん。
オブラートではお芝居にならない。
小道具として目立たない。
ここではやはりウエファースが正解だ。
ちなみに、伊藤さんの衣装、小道具はすべて、伊藤さんの素敵なパートナー石田百合さんの作品。
(私は石田さんのファンでもある。)


 
            
       ☆おまけのお知らせ

今回ゲストとして登場されたソプラノの岩本直子さんのコンサートです。
まだ随分先の話で恐縮ですが
2009年 1月24日(土)、横浜市青葉台フィリアホールにて、作曲家、ピアニストの谷川賢作さんとのコンサートが予定されているそうです。
賢作さんは谷川俊太郎さんのご子息。
歌とピアノ、トークも交えての楽しいプログラムになりそうとは、吉岡さんのお話。
詳細は後日改めてお知らせいたします。
お近くの方、ご興味のある方はぜひ!




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浅田次郎著 「沙?樓綺譚」を読む。 このフレーズにシビれた。  語られます方は、誇張や飾りを申されますな。お聞きになった方は、夢にも他言なさいますな。巌のように胸にしまいますことが、この会合の掟なのです。 ...続きを見る
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コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
拝見しました。丁寧に広告までして下さり有難うございます。先日の企画、とても贅沢な楽しい時間でした。またお会いできます日を楽しみにしております。
岩本
2008/06/04 00:08
☆岩本さま

見ていただいたばかりでなく、コメントまで頂戴して恐縮です。
とにかく寒い日でしたね。会場にたどりつくまでに身体が冷え切ってしまわれていたのではないでしょうか。声を出すには条件が悪い中、あんなふうに笑顔で明るく歌ってくださいましてありがとうございました。

コンサートについては吉岡さんの依頼があって掲載させていただきましたが、こんなんでよかったでしょうか?

aosta
2008/06/04 11:11
ガリバーが1709年5月に観音崎(Xanoschi)に上陸して300年、それを記念しての公演だったのですね。遙々遠くに来たもんだではありませんが、日帰りだったんですか?私も観たかったなあと思わせるような、観劇記と打ち上げ会での様子ともども楽しさが伝わってきました。この「旅行記」が発表された2年後にはもうテレマンが「忠実な音楽の師」の中で(ガリバーの旅)を作曲しているというのも驚きです。インターネットも無い、馬車の時代!なのにです。スコアを見ただけでも彼の遊びごころと上機嫌さがわかってきます。「ガリバー」は原民喜が童話化した本が好きで、ときどき思い出した時に良
く読んでいます。
sonnet
2008/06/04 11:27
☆sonnetさん

そうでしたね!お知らせすれば良かったですね。
sonnetさんでしたらきっと楽しんでいただけましたのに、残念なことをいたしました。天候が危ぶまれたことや詳細がまったくわからないまま当日を迎えたこともあって、お声をかけること失念しておりました。すみません!(陳謝)
私はと言えば翌日の予定もありまして、とんぼ返りの慌しさでした。

初めて見た伊藤さんの一人芝居は、薩摩琵琶の弾き語りによる八雲も「耳なし芳一」でしたが、今回とは打って変わったシリアスで鬼気迫るお芝居でした。ガリヴァーと合わせて東京近郊での再演があるか聞いて見ます。
よろしければ本文のお名前にリンクしていますので伊藤さんのブログをごらんになってみてください。「耳なし」のことも記事になっているはずです。
aosta
2008/06/04 12:26
ところで、テレマンの「忠実な音楽の師」、ガリバー組曲ですね♪
スィフトといい、テレマンといいあの時代にあって、情報伝達の速さと正確さには驚かされます。ガリバー旅行記が当時のヨーロッパで広く読まれていたこともわかります。
原民喜の絵本についてはまったく知りませんでした。「夏の花」の印象が強烈ですが、童話も書いているんですね。そして翻訳も。もっと勉強しなくては!
aosta
2008/06/04 12:26
 初めてのお便りです。怪しいものではありません。怪演を一緒に観ました!それにしてもあのウェハース、美味しかったですね。でも何にも記憶できませんでしたが・・・やはり、高くてもあのペンを買うべきでした!『ガリバー』を読むと、人間一個人は少しも賢くならないのだと、思います。ガリバーが先人の知恵者と話す箇所がありますが、それらの知恵を今活かせているとは思いません(少なくとも私自身は)。
羨望亭しどろもどろ
2008/06/04 14:46
原民喜の本は「品切れ」していなければ、講談社文芸文庫にある筈ですが、現在、どうなんでしょうか?この文庫には思いがけない本がいっぱいあって頼もしいのですが、いざ売れ切れになると、なかなか再版されなくなってしまうので苛々させられるだけが落ち、出版社も採算が取れないと二の足を踏むので、出たら直ぐに求めるが鉄則ですね。初版は昭和26年に主婦の友社から出版されたと年譜にあります。
sonnet
2008/06/04 14:59
あのような嵐の中を出歩くなんて、久しぶりでわくわくいたしました。
風邪をひいたりなさいませんでしたか?

猿島!重ね重ねも残念でしたが、ウエファースを久しぶりに観ることができたのは、幸運でした。
確かに、伊藤さんの術にはまった感があります。専門的なことは専門家にお任せして、ただ笑うと言う楽しみに埋没してすごしました。まじめに歌い、解説すればするほどに、マカ不思議な世界が広がりました。
どこまでが虚でどこまでが真なのか・・・役者とは空恐ろしい生き物です(笑)

写真、無事にUPできてよかったですね。
また、いずれの機会にか、御一緒できることを楽しみにしています。
雨風亭 童子
2008/06/04 19:25
本当にひどい天気の公演でしたね。風邪をひきそうになってしまいましたよ。
翌日が快晴だっただけに、雨天順延に出来なかったのでしょうか?
私の記憶では、料金が当日変更になり、「三笠」入場料込みで2千円だったと思います。とってもお得な公演でしたね。岩本さんの歌やレクチャー付きでしたし、、、。

そうそう、ガリヴァーが日本に着いたのは1709年5月27日だと思います。
原民喜の「ガリヴァー旅行記」は、とても手に入る値段ではありません。
買っときゃ良かった。晶文社のも当然高いんです。

打ち上げのヤキトリは美味しかったですね。
横須賀中央にはいい居酒屋があるんですよ。あの日は休みで行けなかったのですが。
猿島も是非一度遊びにいってください。またお会いしましょうね。

横須賀万年筆
2008/06/04 20:54
☆羨望亭しどろもどろさん

コメントありがとうございます。
こちらでは始めまして、ですよね♪
ウエファース、最初にダークチョコレートのを頂いたのですが、終わったあと覗いてミルクチョコレートを発見。ずうずうしくも二つ目をおねだりしてしまいました。どちらも美味しかった!でも記憶力の方はどうでしょうか。
やぱっり「あのペン」でなければ効果はないようですね。(笑)

>人間一個人は少しも賢くならないのだと・・・

歴史を見ても人間は悲しいほど同じ過ちを繰り返していますね。
人は歴史から学ぶことはできないのでしょうか。膨大な知識も真に血の通った知恵に成熟しなければ、悪を成すだけかもしれません。
スウィフトの詠嘆が聞こえてくるようです。
ガリバー、もう一度、心して読み直そうかと思います。
aosta
2008/06/04 21:00
 はじめまして。楽しく拝読しております。「ガリヴァー・ウェファース」が主に素材にする原作の第三部に関した話題ですが、昨日下記の記事を見ました。徳川政権下の日本は、当時の欧米列強の間では世界の七帝国の一つとして認識されていたそうです(朝日6月3日)。ある研究者によると「16世紀以降、来日した宣教師らによって、戦国大名が割拠し、分国を支配する日本の姿は逐一報告されていた。徳川幕府が成立すると、それら『諸王』に君臨し、統括する幕府の将軍を『皇帝』とみなし、皇帝が治める日本を『帝国』とする見方が強くなる・・・」。その伝でいくと、『ガリヴァー旅行記』日本滞在記中の表記が「日本帝国」とか「皇帝」(実際は江戸の将軍)となるのは自然ですね。19世紀初めにはすでに「帝国」とは複数の「王国」を支配する国という認識が一部日本でもあったそうです。ちなみに、リリパットは帝国で、リリパット皇帝が支配者という設定ですが、あのような、ちっぽけな存在の人間たちがそのように称しているのは笑止千万としかいいようがありません。対照的に、理性的な王が支配する巨人の国は王国です。作者の皮肉な意図がよく伝わります。
 
ベン・ハー
2008/06/04 21:01
☆sonnet さん

再コメントありがとうございます。
講談社文庫ですね。チェックしてみます。
最近は、待ちかねていた本が出たかと思えばすぐなくなるし再販・重版のめどはつかないし、で踏んだり蹴ったりですね。
そうそう、「レコ芸」買いました♪残っていた最後の一冊です。
私の好きなヴィオラ・ダ・ガンバの平尾さんやヴァイオリニストの桐山建志さんの記事、またsonnetさんに教えていただいたディミトリー・パディアロフ氏の記事興等々、興味深く拝見いたしました。パディアロフ氏、日本でスッパラを作っているというのが意外というか、凄いですね。

aosta
2008/06/04 21:13
☆雨風亭 童子さん
 初めまして、そしてコメントありがとうございます。

>あのような嵐の中を出歩くなんて、久しぶりでわくわくいたしました

この感覚、凄く良くわかります!
雨よ降れ!風よ吹け!!の心境ですよね。雨だけではわくわくしません。
やっぱり風が大事です。(笑)
おかげさまで風邪もひくことなく元気にしております。
本当にあんなに笑ったのは久しぶりでした。「どこまでが虚でどこまでが真なのか・・・」本当に!さもさも本当らしい嘘の世界、嘘のような本当の話、堪能いたしました。「改革!改革!」の話には身をつまされました(笑)
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
aosta
2008/06/04 21:23
☆横須賀万年筆さん
 こんばんは!その節はお世話になりました。

>私の記憶では、料金が当日変更になり、「三笠」入場料込みで2千円

そうでした!入場料込みで2千円、数字に弱いaostaです。
やっぱりガリヴァーの記憶力増進のペンとウエファースを買うべきだったかな、と反省しております。
原民喜の「ガリヴァー旅行記」、やはりご存知なのですね。晶文社のものは佐々木マキさんの挿絵が入っているものでしょうか、それとも絵本版とは別のものなのでしょうか。気になるところです。

ヤキトリ、久しぶりでした。
たくさん笑ったからでしょうか、お腹が空いて食べ過ぎるほど食べてしまいました。楽しいお芝居の後の楽しいおしゃべり、ヤキトリもビールも最高でしたね。猿島必ず行こうと思っています。洞窟探検もしてみたいですし。
そのときはまた是非ご一緒にお願いいたします。
aosta
2008/06/04 21:36
☆ベン・ハーさん
 重量級のコメント、ありがとうございます。

>徳川政権下の日本は、当時の欧米列強の間では世界の七帝国の一つとして認識されていた

江戸時代の日本、同時代のヨーロッパ諸国と比べても遜色がないどころかむしろ進んでいたというか、文化的にも非常に高いレベルにまで達していたようですが、世界の認識の中で「帝国」として認知されていたという事実は、私には新しい見解でした。そうした意識の下で「ガリヴァー旅行記」は書かれたのですね。恥ずかしながらいまだこの本を通して読んでいない私ですが、これを気に一念発起いたします。なにとぞ、よろしくご指導のほどお願いいたします。

ところでベン・ハーさんは、「あの」ベン・ハーさんでよろしいのですよね。
羨望亭しどろもどろさん、雨風亭 童子さん、横須賀万年筆さんと、突然ご一同のそろい踏み、どなたがどなたなのか混乱しております。
失礼がありましたら、ご容赦のほど。

aosta
2008/06/04 21:52
☆雨風亭 童子さん

写真のこと、心配していただきましたのに、お返事に書きそびれましてすみませんでした。急遽コンビニで調達したインスタント・カメラですが、ファインダーをのぞいたときの感覚とかシャッターが落ちるタイミングとか、いつもとまったく勝手が違い、撮るには撮ったのですが、哀しい出来上がりとなりました。
さりとて借り物のポスターの画像だけでは面白くありませんし、半分目をつぶってのアップとなりました。これからでも雨風亭 童子さんのお写真送っていただければ、差し替えることができるのですが、お願いできますか?

aosta
2008/06/05 07:52
自分のブログにお返事を入れてしまっておりましたが、新見さんの曲聞かせていただきました。記事のことと併せまして御礼申し上げます。有難うございました。
アンヌ
2008/06/06 10:04
☆アンヌさん

そうですね。なぜかこのお名前のほうが私にはしっくりいたします(笑)
早速聴いてくださったのですね。ありがとうございます。
新実さんの曲はシンプルなのに一度聴いたら忘れられない不思議な魅力がありますね。ふわりと風にさらわれて、心が遠くまで漂っていくような感じの旋律が大好きです。特に谷川雁さんの作詞によるものにはどれもみな美しいのに強いメッセージを感じます。

こんなブログですが、よろしければまた遊びに来てください。
aosta
2008/06/06 17:22
 こんにちは。横須賀ではいろいろお世話になりました(ご挨拶が遅れてしまいました)。ところで毎度同じ新聞だねで恐縮です。NHKの2010年の大河ドラマは『龍馬伝』と決まったそうです(6月6日)。オリジナル・シナリオを使うようで、同シリーズでこの土佐出身の英雄が主人公として取り上げられるのは1968年の『竜馬がゆく』以来とか。横須賀でのガリヴァー打ち上げの場所が竜馬が大好きな方のお店で、竜馬がこの町とも大いに関わっていたことに改めて実感したところだったので、今日のニュースには驚きました。おそらく当地は、これからガリヴァーと竜馬でさらに賑わうことになりますね。とりいそぎ、ご報告まで。
ベン・ハー
2008/06/06 17:44
☆ベン・ハーさん

コメントありがとうございます。
私も一昨日でしたか、TVで来年の大河ドラマのニュースを見たばかりです。
脚本家の方のインタビューなどがありましたあの番組、もしかしてベン・ハーさんおごらんになったのでしょうか。68年の『竜馬がゆく』は名前だけは、はっきり覚えていますが、残念ながらドラマの記憶はありません。
ちょうど、と言うべきかわかりませんが、二日ほど前、浅田次郎の「沙高樓綺譚」を読んだばかりです。中でも面白く読んだものが、池田屋事件に材をとった「立花新兵衛只今罷越候」。キャメラマン・川俣信夫の撮影秘という形で展開する作品です。
ヤキトリ屋さんのご主人から、ベン・ハーさん、そして浅田次郎へとつながっていくのが面白いですね。
普段大河ドラマは見ないのですが面白いと伺って、前回初めて「篤姫」をみました。連続物は見始めると後が大変なのですが(笑)・・・
aosta
2008/06/07 06:03
 皆様が話題にされていた『原民喜のガリバー旅行記』(ものがたり図書館1〜晶文社1977年)ようやく見つかりました。原作の再話版という形をとっているとはいえ、この書にはよく言われるように確かに再話者のひととなりが刻印されていたと思います。ともかく、ガリヴァーの詩、エッセイなども入っていて、久しぶりに目を通すつもりです。
 作家の背後にヒロシマが見えるこのガリヴァー物語は、数年前にオペラシアターこんにゃく座で上演(改訂版)され、劇の前面で「原爆」が大きく扱われていました・・・。なお、挿絵は佐々木マキです。
 解説の項で、原が亡くなったのとほぼ同日に、別の作者による再話版が発行されたという話があって興味をもったことがあります。作家の小沼丹によるものでした(小峰書店、1951年)。上野の国立児童文学館(正式の名称は失念しました)あたりでしか見られないようです。ではまた。
 
ベン・ハー
2008/06/18 19:59
◇ベン・ハーさん

再コメントありがとうございます♪
ガリヴァーの詩、エッセイなども入っていているという『原民喜のガリバー旅行記』、それも佐々木マキさんの挿絵!興味深々です。
人は自らが体験したことからよくも悪しくも逃れらないことを思うとき、彼の原爆体験がどのように投影されているのか興味ぶかいところです。
ガリヴァーには原爆をも包含する豊かさというか懐の深さがあるのですね。
改めてスィフトの先見性というか鋭く透徹した社会批判を思います。
小沼丹氏につきましては、お名前も今回初めて聞いたような状態ですが、ほぼ同じ日に・・・というところは、なんだか不思議な巡り会わせを感じてしまいました。内容的にはどうなのでしょう。やはり戦争の影が色濃く落ちた作品となっているのでしょうか。
aosta
2008/06/20 08:01

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