テーマ:映画

万年筆の話。そして 映画 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

中学校の入学のお祝いは万年筆、と決まっていた。 それは高校入学時のお祝いが腕時計であったと同じく、申し合わせたわけではなかったが、どの友達もみな同じだった。 母と一緒に万年筆を買いに行った店は、駅前の商店街にあった。 「万年堂」という看板を掲げたその店には、たくさんの万年筆が照明に照らされたガラス・ケースの中で、美しく整列して…
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 D・デュ・モーリア 『レベッカ』 / 赤い石楠花の庭 

「レベッカ」と言えば、原作の小説よりヒッチコックの映画の方が有名かもしれない。 そしてもちろん、私もこの映画は大好きで何回も繰り返し見た作品でもある。 まだ初々しいジョーン・フォンテーンとローレンス・オリヴィエ主演のラブ・サスペンス。 身寄りも財産もない主人公「私」は思いもかけない偶然で英国の名士マキシム・デ・ウィンターと出会…
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たんぽぽ、タンポポ・・・

昨夜来の雨が上がって、昼前後から陽が射してきた。 うららか、という言葉がぴったりのまるで春の陽射し。 そういえば先週だったか隣町の陽だまりに福寿草が咲いているのを見たっけ。 例年ならば、まだ氷点下の朝晩、まだしっかり雪が残っている季節に、ぽっかり金色の福寿草のひとむれは、なんだか不思議な光景だった。 金色の春の花。 タンポ…
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『硫黄島からの手紙』

娘の期末試験が終わった。 以前から見たいと言っていた娘と「試験が済んだら一緒に」と約束していた映画「硫黄島からの手紙」。  見終わって家に帰るまでの40分近い車中で、私達に言葉はなかった。 言葉が、見つからなかったと言ったほうが正しい。 ただ沈黙の中で広がっていったのは、言葉に置き換えることのできない怒り、哀しみ、畏れ。 …
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買うべきか、買わざるべきか・・・

今日、娘に付き合ってY電気に行ってきました。 目指すはDVDコーナー。 往年の名画が500円から出ているのにびっくり。 こんなに安くなっているんなら借りるより買った方がいいかも、とあれこれ物色。 懐かしのミュージカル「ショウ・ボート」ハワード・キールに胸をときめかしたのは小学生の頃。 たしかNHKで見た記憶。 モンローが…
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ヴィスコンティ 『ベニスに死す』 恍惚と絶望の狭間・・・

物語は夏。 アドリア海からリド島に向かう船に乗っているのは、著名な作曲家アッシェンバッハ。 束の間の休息を求めて、アルプスの向こうドイツから、光り溢れるベネツィアまでやって来た。  マーラーの交響曲5番、第四楽章のアダージョが誘うように流れる中、いつしか、明るく輝くアドリア海から、暗く重くよどんだカナル(運河)へ導かれていく冒頭の…
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「豆スープのような霧だ・・・」過去を呼び戻す魔法の言葉

今夜の八ヶ岳山麓は、夕方から濃霧。 センターラインだけをたよりに車を走らせていて、ふと思い出した言葉。 「豆スープのような霧だ・・・」 1942年製作のイギリス映画 「心の旅路」 監督は、あのヴィヴィアン・リーの名作「哀愁」のマーヴィン・ルロイ 原作、「チップス先生さようなら」のジェームス・ヒルトン。 主演は、グリア・ガ…
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