テーマ:音楽

モーツァルト 『魔笛』 プラハ室内歌劇場

言わずと知れたモーツァルトの傑作オペラ「魔笛」。 昨日12日、岡谷市のカノラ・ホールでの上演は、プラハ室内歌劇場による日本公演の初日でした。 わくわくする序曲も終わり、舞台の幕が上がると同時に、大蛇に追われた王子タミーノが登場します。 (大蛇が姿を見せることのなかった今回の演出ではこのあたりの経緯が…
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混声合唱とピアノのための 「その日-August 6-」

8月3日、川上村で開催されていた八ヶ岳ミュージックセミナー最終日のコンサートに出かけたのは、三善晃さんの「三つの叙情」を聴きたいがためだった。 立原道造と中原中也の詩によるこの曲は、三善晃という硬質な作曲家の初期の代表曲と言っても良い女声合唱曲だ。 私の20代は、いつもこの二人の詩人と共にあった。 今までいわゆる現代日本の…
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「サマー・コミングル@蓼科」  ハーモニーの家にて

「ハーモニーの家」は、八ヶ岳の麓、三井の森の木の間隠れに佇む小さなコンサート・ホールです。 渡邊暁雄さんのメモリアルホールであることは知りながらも、今まではその前を通り過ぎるだけだったのですが、先日初めてコンサートに行って参りました。 コミングルとは、プロ、アマチュアを問わず、さまざまな年齢、バックボーン、地域の壁を越え…
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詩ではなく「詞」を・・・ ② 「はなかんむり」 & 「たくらみ」  

はなかんむり     詞 岡埜葡萄 若草踏んで 君は踊るよ かかとに光る 朝露の色 遠い日の夢 遠い日の歌 忘れていた 昔さ 花かんむりに 君が笑えば 僕のこころも うたう つま先立って 君が踊るよ うなじに揺れる 花びらひとつ くさすみれ 風の色 忘れていた 昔さ 風立つ野辺で 君…
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詩ではなく「詞」を・・・ ①

作曲家新実徳英さんの「白いうた青いうた」は大好きな曲集だ。 シンプルなメロディーだけれど、一度聴いたら忘れられない叙情的かつドラマティックな曲と詩人谷川雁さんの詞は、これ以外に考えられないほど完全にひとつとなって分かちがたく豊かな世界を作り出している。 詞があって曲はあとからつけられるのが普通だが、新見さんと谷川さん…
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「ガリヴァーウエファース」顛末記

神奈川県は横須賀まで、「ガリヴァーウエファース」の公演に行ってきた。 ご一緒させていただいたのは、前回、森のおうち「お話の会」で「水仙月の四月」の朗読をなさったSさん。 この「お話の会」を指導されていた故草薙幸二郎さんのつながりでご縁をいただいた伊藤哲哉さんの一人芝居だ。 このポスターは以前ほかの場所での公…
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「ラ・プティット・バンド」演奏会!!

行ってきました。 シギスヴァルト・クイケン「ラ・プティット・バンド」の演奏会。 クイケン三兄弟と言えば、長兄のヴィーラント(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、次兄のシギスヴァルト(ヴァイオリン)、 三番目のバルトルド(フルート)とみな古楽の神様のような人たち。 真ん中のシギスヴァルト率いるのがこのラ・プティット・バンドです。 …
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シューベルト 「アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821」

アルペジオーネという楽器についてはこのシューベルトのソナタでしか知らない。 ギターの形をしたチェロとでも言うべきか、ギターと同じようにフレットがあって、チェロの弓で演奏されたという。 ヴィオラ・ダ・ガンバに似て渋くも甘美な音色であったと伝えられるアルペジオーネは、機能的な難点もあってその寿命は短く、すぐに忘れられた楽器となっ…
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「ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」BWV1027-1029  (Ⅱ)

レナード・ローズのチェロにグールドのピアノ。 なんだか意外な顔あわせ、と思ったのは私だけ? レナード・ローズとは随分懐かしい。 リン・ハレルやヨー・ヨー・マの師としても知られるローズだが、グールドと共演していたとは知らなかった。 私が聴くグールドはそのほとんどがピアノ・ソロで唯一の例外がメニューインとの一枚のみ。 ライ…
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「ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのためのソナタ」BWV1027-1029  (Ⅰ)

最近お気に入りの一枚です。 ヴィオラ・ダ・ガンバは気鋭のパオロ・パンドルフォ、チェンバロ演奏はリナルド・アレッサンドリーニという素敵な組み合わせ。 ヴィオラ・ダ・ガンバの音色はチェロに比べて女性的で繊細とは良く言われることですが、 このパオロ・パンドルフォによる演奏を聴いていると、まるで光の残滓で紡がれた優美な繭のような光…
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「シフォーチの別れ / チェンバロによるアリア集Ⅰ」 武久源造

武久さんのCDジャケットはどれも美しい。 それぞれタイトルに相応しく、また音楽の雰囲気を想像させるに相応しい。 また演奏に当たっての解釈や曲の背景について武久さんが丁寧に語っているライナーノーツを読むという楽しみもあります。 (マイナーレーベルということで少々お値段が張るのは頭の痛い所ですが・・・) さて「シフォーチ…
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音楽の愉悦 / 松本バッハ祝祭アンサンブル演奏会 

大雪が懸念された昨日、松本まで演奏会に出かけてまいりました。 「大バッハと過ごす至福の時」とサブタイトルがついた松本バッハ祝祭アンサンブルのコンサートです。 当初4人で出かけるはずだったこの演奏会でしたが、いかんせん久しぶりの大雪です。 よし出かけたとしても、帰ってきたら冗談でなく雪に閉ざされて家に入れない!という事になり…
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ちょっと、お知らせ。

突然ですが、コンサートのお知らせです。 時は3月。 場所は、つくば市アルスホール。 つくばサクソフォーン・カルテットの演奏会。 日本アンサンブル・コンテストでの入賞経験もある、実力のあるカルテットです。 詳細は画像を拡大してごらんください。 わたくし事ですが、私の年子の妹は、早くに結婚しました…
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ニューイヤー・コンサート / ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団 

遅ればせながら、年が改まって始めてのブログです。 タイトルもそれに相応しく『ニューイヤーコンサート 2008』!! 近隣の岡谷市はカノラ・ホールで行われた、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の演奏会に行ってまいりました。 ご一緒したのは、先日スコットランドご飯をご馳走してくださったTさんと、もうお一方。 まだ時間…
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スコットランドご飯と「八木節」?!

お隣の富士見町、自宅から車で15分ほどの距離にカトリック・ベネディクト会の修道院があります。 森の中の修道院で労働と祈りの共同生活を送る修道士のほとんどは、アメリカやアイルランドなど遠く海に隔てられた国々からやってきた方たちです。 この修道院で、地元、諏訪清稜高校古典ギター部のコンサートが行われるとを知ったのは、先日のメ…
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日本語で歌う「メサイア」 コンサート本番!

しばらく前に練習を覗かせていただいたメサイアのコンサートに行って参りました。 開演一時間前に会場に到着。 開場30分前には、玄関前に順番待ちの行列が・・・ やれやれ。 何とか最前列を確保することができ、サックスによる「アメイジング・グレイス」が静かに演奏されるのを聴きながら、開演を待ちました。 …
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原田康子『挽歌』と ヴィヴァルディのト短調

原田康子の「挽歌」を読んだのは10代も始めの頃だった。 その時点ですでに、「かつてのベストセラー」という感覚で読み始めたのも確かである。 翻訳ものの、それも古典ばかりを読んでいた当時の私は、ベストセラーなるものにほとんど興味はなかったのだが・・・ ある晩のこと、何の気まぐれか、見るつもりの番組もないままテレビのスイッチを入…
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晩秋の声

暗い雨の夜だった。 ドアを開けると、暖かい光と 柔らかな暖気に 身体中が 包み込まれるようだった。 「最初に燃やしたのは 白鍵。」 ストーブの扉を開けながら  楽器をつくるその人はつぶやいた。 「今 燃えているのは黒鍵。 象牙が欲しいといったら、古いピアノの鍵盤が送られてきた・・・」 KAWA…
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雨の日のサン=サーンス /  「雨の日」 カイユボット

「○○さん、ちょっと。」 日曜日、教会の受付で呼び止められました。 私がお手伝いに行っているペンションのオーナーMさんでした。 「これ、Aさんから、あなたにって・・・」 渡された紙袋の中には、なにやらお菓子らしき包みと封筒が入っていました。 Aさんは去年の夏、ペンションで初めてお目にかかったお客様です。 ご両親と3人、大…
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ブラームス 「弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調」作品18

真っ青に晴れ渡った秋空で金色に黄葉した葉が輝く頃になると、 ブラームスの室内楽が恋しくなります。 深まってゆく秋の気配とブラームスの弦の響きはひとつになって、あの広く深い空から響いてくるような気がしてきます。 弦楽六重奏曲1番変ロ長調。 彼がまだ20代頃の作品ですが、ブラームスの低音弦の魅力が心に染みるような、若々し…
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雨と霧の朝の リパッティ

冷たい霧が樹々をめぐる雨の朝、聴きたかったのは、リパッティ。 清浄で気品のある彼のピアノの音色が恋しかった。 レオンハルトは、バッハをピアノで演奏することに批判的だけれど、 そして私もその言葉に大きく同意する者でもあるけれど、チェンバロとピアノという、似て非なる楽器によるバッハの演奏の中で、私がもっとも愛するバッハが双方共にピ…
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フルートな一日 & Happy Birthday !

今日は、朝7時前からペンションのお手伝い。 夕べ泊られたお客様の朝食の用意です。 お客様は関西でもう50年以上も欠かすことなく続けられてきたレコード鑑賞会の皆さんでした。 中心になっていらっしゃるのは、この会を始められたお父様の遺志を引き継いでいらしたお嬢様のNさん。 私と同年輩なのでしょうが、品のある美しい方です。 …
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芸で遊んだ夜 ② (フラメンコ・ギター編)

諏訪大社秋宮、夜の神楽殿前という、空気が変わるような「気」を感じる場所で演奏された、はなわさんの最後の曲は津軽じょんがら節でした。 圧倒するようなリズムと響きが、満場の拍手とともに、静かな静寂とひとつになってやがて消えていったあと登場されたのは、フラメンコ・ギターの沖仁さん。 NHKの大河ドラマ「風林火山」のテーマ曲を担当されて…
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芸で遊んだ夜 ① (津軽三味線編)

いつもより早めに夕食の準備をしているとき、かかってきた一本の電話。 「今晩、時間ある?津軽三味線とフラメンコ・ギターのコンサートがあるんだけどいかが?」 津軽三味線?フラメンコ・ギター! 「行きます!行きます!ところでどこで?」 「秋宮の境内らしいんだけど、はっきりとは私にもわからない・・・」 秋宮はこ…
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シュッツ / 「クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルト」

シュッツの音楽は深刻で、何処か悲劇的というイメージを一掃してくれたのがこのCD。 「クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルト」 とにかく美しい! 冒頭の一曲、「主によって汝の喜びをなせ SWV.311」 以前ドレスデン聖十字架合唱団によるこの曲を聴いたことがありました。 この合唱団特有の透明感あふれる端正なボーイ・…
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D・スカルラッティのチェンバロ・ソナタ

端正にして明晰なアレッサンドロ・スカルラッティのチェンバロと比べて、アレッサンドロの息子ドミニコのそれは、どこか暗く翳った憂鬱。 秘められているのは暗く鬱屈した情念のほむら。 著名なオペラ作家の息子としてナポリに生まれたドミニコ・スカルラッティ(1685年 - 1757年) 彼が父親から、また音楽家を輩出してきた家系の呪縛から…
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日本語で歌うヘンデル 『メサイア』

へンデルの「メサイア」の合唱練習、一緒に行きませんか?という嬉しいお誘いを頂きました。 もちろん私は聞かせていただくだけなのですが(笑) 私が通う教会の聖歌隊でも、年末のクリスマス、また来年のイースターでこの曲の中の「ハレルヤ・コーラス」を歌うという予定もありましたので、喜んでご一緒させていただきました。 合唱団の大半のメ…
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”O magnum mysterium” / ボッティチェルリ「柘榴(ざくろ)の聖母 」

遥かな時間のかなた、西洋音楽の黎明から響いてきた、暖かな光りに満ちた音楽にすっかり心を奪われてしまいました。 アーリー・ミュージックに対する漠然とした興味と共感は、かなり以前から感じていたものでしたが、ブログでのやり取りを通じてNoraさんからいつも素晴らしい示唆を頂いているうちに、この時代の音楽をもっと聴きたいもっと知りたいとい…
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サヴィーナ・ポッペアの肖像 / フォンテンブロー派

モンティヴェルディのオペラ「ポッペアの戴冠」のCDを買いました。 モンティヴェルディといえば、私の場合「マドリガーレ集」。 そして「聖母マリアの夕べの祈り」。 「オルフェオ」にせよ、この「ポッペアの戴冠」にせよ、今まで聴く機会がありませんでした。 しかし、私の悪い癖で、ときにジャケットのデザインが気に入ったという理由で買って…
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